「怒り」
平日はバタバタした忙しさでようやく
週末。
私は自分を癒しに、夫のところへ帰りました。
このところ二週続けての帰宅。今回は離婚の事は一切話題に出ず。
というのも、子どもが一緒にいたからです。
平和な家族の会話で1日を過ごしました。
不思議ですが、私が夫のところへ戻る間、
ジェリーフィッシュはお友だちとの3人の
ラインにも出没せず沈黙します。
彼も彼で、どこかしら何か用事があったりするのかもしれませんが、女とデート??みたいな憶測はこの最近思わないけど、むしろ、それでもどーでもいいよ。みたいに思ってしまいます。
なぜだか?
(私のことをどこかで、見ているように。)
⬆自意識過剰
いつものように、ふざけた写真とかも
送ってきません。
私がアパートに帰ると、ラインに現れます。
電車のなかで、今まで読もうと思ってなかなか、ちゃんと読めなかった小説を読み終えました。
片道2時間かかるので、ちょうどよい読書タイム。
吉田修一さんの「怒り」 上下巻です。
上巻は読み終えていて、かなり重い内容なので読む時間はあったのに、何か心が読みたい!読みたいとならず、下巻のラストを読み進めたのが、ちょうどアパート最寄りの駅に着く10分くらい前でした。
思わず
電車の中で泣きそうでした。
このところの私の夫の元へ帰る心の奥底は
寂しかったんです。
週末のお休み中、一人で居たくなかったんです。ジェリーフィッシュが今週はどこにも出掛けないことは、週末の前日
(今週はどこも出かけない)とラインで送られてきたので知ってました。わたしが、
( いつも、お出掛けしてるから、ジェリーフィッシュと会えるのは、多分一年後くらいだね。)とメッセージした返事でした。
二人きりで会わないと、前に電話ではっきり言われていたので、出かけない!と聞いても会おうよーっていう勇気がなかったです。
「予定ありますので会えません」とか、言われるのも又、傷つくし。➡以前言われたことあり。
話が、あちこちいきますが、
この「怒り」という小説の
大きな、大きなテーマが
ラストで私にどーーーんと
突きつけてきました。
なぜ、このタイミングで、今まで読みたかったのに、ここまで最後まで読めなかったこの本のラスト。
完全に!
私にわからせた(何度いっても解らない私のための)最後の衝撃的な「怒り」という小説のテーマでした。
読み進めて、サスペンス的な事件的な要素もあり重く暗い小説だと思っていましたが
ドンピシャな今日、ラストを読んだとき
涙が流れそうになるのをこらえて心の中で
「決心しました。」
まだ、私はこのことをわかってなかった。
(怒り)という本が
それを教えてくれました。
もう、これはありがとうというしかない。
モヤモヤが確信という強い気持ちに変わりました。
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