私の本当の欲望
森瑤子「情事」より
セックスを反吐が出るまでやりぬいてみたい
故 森遥子の小説が大好きで.まだ30代だった昔。子育てに疲れ、仕事との両立に疲れた私は、どちらかというと髪振り乱して、女というには程遠い生き物だったかもしれません。
私がこの何年かの心の奥底からわき出てくる想い。
周りから女として、見られてない。
夫からも当然見られてない。
私は、私のことを
一人の女として、
欲情される女として、
見られたかったんだ。
彼に出会ったとき
彼が抱きしめてくれたとき
溶けていくような、ふんわりとした安らぎを
感じるとともに、私はわたしが一番欠けていた
女の(メスのっていっていいのかしら?)
ピースを埋めてもらいたかったのだろうと思う。
誰でもいいわけじゃない。
愛する人と愛の行為を
がむしゃらに、般若のような顔で、求めて居たんだろう。怖いわ。
これだけはひとりで
埋められない。
でも、それだけでも自分が満たされないことも
わかっている。
自分の欠けていた
女の欲望を求めれば求めるほど
わたしは
どこか空虚な寂しさを抱えながら
生きていくのかもしれない。
森遥子の小説
最初に読んでから、あり得ないほどの月日が経ってしまったけど、どこかで探してじっくり読んでみようと思ってます。
私が
足りてない、
満たされてない、
と思っている気持ちも。
今自分と向き合って、
大切にしていきたいな。
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